大学生を中心とするZ世代が、エシカルの側面から企業や組織をチェックしていくシリーズ(連載)です。
SDGs、サステナビリティ、カーボンニュートラル、ダイバーシティー、ジェンダー平等……。
いまや、多くの日本企業が「エシカル(倫理的な)」経営を重視し始め、あらゆる場面で、エシカルな言葉を用いて、姿勢をアピールしています。
一方で、エシカル関連のキーワードが、マーケティングやブランディングの流行り言葉になったことで、見せかけだけの「グリーン・ウォッシング」「エシカル・ウォッシング」が横行している側面も否めません。
見せかけだけの根拠のないウォッシング行為に対して、すでに欧州の消費者や政府は厳しい監視の目を強化しており、企業の緊張感が高まっています。
しかし日本ではまだ、皆が一斉にエシカル関連のキーワードを使い始める「トレンド」の段階であり、政府や既存メディアも含めて、誰も検証できていないというのが実情です。エシカル経営に真剣に取り組む企業と、そうでない企業の選別が難しくなっている、とも言えます。
世界の若者はこうした状況を好まない傾向にあります。そして日本でも、Z世代(主に1990年代後半から2000年代に生まれた人)を中心に、エシカル意識が高まっています。
そこで、本シリーズでは、大学生を中心とする若者が“探偵団”となり、企業のエシカルを若者視点で調査分析、考察していきます。その結果を、Renews外のメディアも含めて、「調査報道」として公表するとともに、調査に基づいた提言も投げかけていきます。
探偵団の望みは、真にエシカルな日本企業が1社でも多く増えることです。
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